最近来る中高年の患者さんで腰痛を訴える方のほとんどが脊柱管狭窄症と診断されと言っておられます。
見た目は普通の腰痛に見えるのですが、お話を聞いてみるとレントゲンやMRIといった画像診断だけで診断されて、自分は脊柱管狭窄症だからもう治らないと落胆
されています。
当院の場合ですが、狭窄症の末期症状が出ている方が少なく、他の処に原因があって腰痛を訴えている方がほとんどです。
確かに中高年ともなれば脊柱管も加齢変成ををしますが、それが原因で腰痛になっている方は少ないように思います。現に他の部分を正常化していったときに腰痛
が無くなってきている方が多くいます。原因としましては、下肢の怪我の後遺症・運動後の手入れ不足・運動不足・筋力不足・体の使い方等々。
脊柱管狭窄症の診断は受け止めて、別の処に目を向けてみると光が見えてくるかもしれませんね。